■札幌市「関与のクマが見つかれば駆除を優先に対応」
29日午後には、公園と林の境目に電気柵を設置しました。

・札幌市環境局環境都市推進部 環境共生担当課・清尾 崇 熊対策調整担当係長
「公園の部分と森の部分の境目に電気柵を設置することで、ヒグマがまた降りてくる要因を一つ下げる.。今回の事故に関与しているクマが見つかれば、駆除を優先に対応していくことになると思う」
札幌市西区には「ヒグマ警報」が出されていて、30日も登下校中のパトロールを続けるということです。
■現場で見つかったクマのフン
フンを調査した札幌市によりますと、フンの中身は草が8割を占めていたということです。
この時期エサになる、ヤマブドウ、コクワが見当たらないことから、相当山の中に食べ物がないことが言えるということです。
29日山に入った担当者は「全然山の中にドングリなどが落ちていなかった」と話していました。
今後も食べ物を探しに住宅街に出没する可能性は十分考えられるということで、注意を呼びかけています。