電話詐欺から身を守るための5つのポイント 「怪しい電話」の対処法
電話での特殊詐欺を防ぐ方法について、石川県警生活安全企画課の育野献次席にポイントを聞きました。

【国際電話や非通知でかかってきた電話には要注意!】
Q.特殊詐欺が疑われる電話番号はありますか?
「かかってきた電話の頭に+マークがついている場合、国際電話の可能性が高いと言えます。特殊詐欺は国際電話からかかってくることが多く、身に覚えがなければ疑った方が良いでしょう」
また、特殊詐欺は非通知でかかってくることもあり、「非通知」と表示されている時には注意が必要です。

【電話に出てしまったら、一回切って誰かに相談】
Q.もしも特殊詐欺を疑われる電話に出てしまった場合はどうしたら良いですか?
「特殊詐欺の電話は巧妙化しており、過剰に不安を煽ってきます。つい信じてしまいそうになりますが、相手の話を鵜呑みにせず、まずは電話を切ってください。そして、家族や友人など第三者に相談してください。知っている人だと話しづらいという場合には最寄りの警察署や交番でも相談を受け付けています。警察への相談専用ダイヤル「♯9110」も有効です。」
その他にも、相手から伝えられた電話番号には折り返しをしないということも大切です。
また、『NTTファイナンス』などを騙る自動音声も詐欺の可能性が高いと言えます。すぐに電話を切ってください。
【特殊詐欺を疑うポイントは?】
Q.手口が巧妙化しすぎて信じてしまう人も多いと思います。疑うべきポイントはありますか?
「支払いの方法で電子マネーを指定してきた場合はまず詐欺を疑ってください。また、警察を騙る詐欺の場合、ビデオ通話をしてくることがありますが、警察がビデオ通話で電話をかけてくることはありません。また、逮捕状や警察手帳を見せるなどといった行為もありえません。」
警察も情報発信のためにラインやSNSのアカウントを持ってはいますが、SNSを通じて個人宛のDMを送ることはありません。