後を絶たない特殊詐欺。石川県内でもオレオレ詐欺や架空請求などの詐欺被害が相次ぎ、2025年8月末の時点で133件、約7億8400万円と過去最高の被害額が確認されています。これは去年の同じ時期に比べて60件多く、金額は4倍以上増加しています。石川県内では2015年に1年間で150件、約4億9200万円の被害が確認されたのが、これまでの最高額となっていましたが、今年は既に被害額が過去最高になっており、このままのペースで被害が増え続ければ、件数も過去最多になる見込みです。

中でも、スマートフォンや自宅の固定電話にかかってくる特殊詐欺の電話は、年々手口が巧妙化しています。インターネットバンキングの普及によって銀行まで足を運ぶことなく簡単に高額な振込を行えることなどから、被害の高額化も問題となっています。