「+」や「非通知」の電話には出ない! 警察が教える詐欺対策
【詐欺と思しき電話はまず「出ない」】
Q詐欺にかからないためにはどのような行動をすることが望ましいですか?
「まず、頭に+がついている国際電話や非通知設定は心当たりがなければ出る必要はありません。非通知設定に関しては電話で拒否設定することもできますし、電話によっては登録のない番号を着信拒否できる設定などもあります。」
その他にも、スマートフォンでは国際電話の着信を規制できるセキュリティアプリなどもありますので、不安な方はインストールしておくと良いかもしれません。

固定電話の場合、国際電話の発信や着信を休止する「不取扱サービス」が無償で受けられます。警察でも申請の手伝いをしていますので、分からない場合は最寄りの交番や警察署まで足を運んでください。
また、非通知設定の着信拒否には「ナンバー・リクエスト」が有効です。「ナンバー・ディスプレイ」を契約している方の中でも70代以上であれば無償で利用することができます。
これから電話を買い替えるという方は、全国防犯協会連合会が推奨している電話の購入もおすすめです。
「優良防犯電話推奨品目録」として一覧が公開されていますので、参考にしてみてください。
【「未納料金」は詐欺の可能性大】
Qその他にも気を付けなければならない詐欺はありますか?
「架空請求は後を絶ちません。特に電話会社を名乗るメールやSNSを通じて『未納料金がある』などと騙るものや、総務省を名乗るはがきなどには注意が必要です。」
相次ぐ詐欺被害。かけがえのない財産を守るためにも、詐欺電話を「取らない」「すぐに切る」ということを心掛けることが大切です。