
数年前まで部員が不足し、大会に出ることすらできなかった志學館大学。中村さんの活躍を聞きつけ、去年、県内の高校から8人が入学しました。
陸上部員専用の寮はなく、一般の学生寮で暮らしています。

(2年・齋藤莉樹 選手)「月にどれくらい走る?」
(中村晃斗 選手)「750キロくらい」
(2年・齋藤莉樹 選手)「真似したくて1か月、中村さんと同じ距離走ろうとしたが、3日であきらめた」

中村さんに刺激を受けた後輩も成長。去年12月の九州学生駅伝で初優勝し、出雲駅伝の出場権をつかみました。
1区区間賞を目指す、中村さん。立ちはだかるのは、箱根駅伝を目指して全国から有力選手が入学する関東の大学です。出雲駅伝の優勝校は、過去すべて関東の大学。今年の世界陸上でも、関東の大学を出た選手が活躍しました。