富山のまちなかの観光スポット、富岩運河環水公園で28日、誰もが気軽に健康づくりに取り組むイベント「富山県ノルディック・ウォークフェスタin環水公園」が開催され、秋晴れのもと、多くの参加者が、2本のポールを使って歩く健康的な運動「ノルディック・ウォーク」を楽しみました。

ノルディック・ウオークは、1930年代にクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとしてフィンランドで普及し始め、ポールを使うことで全身の筋肉を刺激するため、効果的な体力・健康づくりが可能といわれています。

イベントを全国各地で主催している全日本ノルディック・ウォーク連盟の木村健二本部長は、挨拶で「富山の美しい水辺の環境を活かした歩行運動会となりました。健康を保つのはもちろん、参加者同士の交流も深めてもらえたなら嬉しいです」と話しました。

この日は、初心者向けの1キロコースに178人、やや長めの3キロコースに237人の合わせて415人がエントリーしました。

どちらのコースも公認指導員による歩き方の丁寧なレッスンが行われ、初めて参加した人も、レンタルのポールを使ったウォーキングを体験していました。

また、会場では、運動が苦手な方や足腰に不安のある人も家族と一緒に楽しめるよう工夫され、参加者たちは美しい公園の景色を眺めながら、それぞれのペースで心地よい汗を流していました。

この日は、富山市の午前10時の気温が24.1℃、午前11時が25.5℃と平年20.3℃を5℃近く上回る夏日となりましたが、北よりの心地よい風が吹く中、参加者はそれぞれが持ち寄った水筒を手に水分補給をしながら歩く姿が見られました。