AIが主導!自動車登場以来の“街づくり革命”
今回のウーブン・シティのように、新しい技術・考え方で人間がよりよく生きることができる街を「スマートシティ」と言いますが、これは自動車が登場して以来の“街づくり革命”だそうです。
かつて「馬車の時代」には、この馬車を置くための広い敷地が必要で、人々は郊外に住んでいました。そこから産業革命を経て「自動車の時代」になると、馬車ほどとめるスペースが必要でなくなるため、職場近くに住むことが可能になりました。
今回の革命の担い手は「AI」。社会・経済・環境など、様々な面で世の中が変わっていくかもしれません。例えば…
▼社会 交通(自動運転)・ヘルスケア(AIで健康増進)・行政(窓口の効率化)
▼経済 農業(スマート農業)・観光(自動翻訳)
▼環境 地域内において事業者間でエネルギーを融通→自然エネルギーを無駄なく使う=「エネルギーマネジメント」
こうした改革は、従来、個別の事業者などが単独で行うには限界がありましたが、“街ぐるみ”で取り組むことで可能になると考えられています。つまり、今回の革命は「個別のメリット」よりも「全体のメリット」を追求するという新しい価値観への変化でもあるのです。
なお、スマートシティには様々な目的がありますが、最終的な目標は「東京一極集中の是正」だということです。