ランドナップの仕掛け人
向かったのは、米子市内で学用品を販売する雑貨店「エビスヤ」。「ランドナップ」を販売していて、サイズは2種類。色は赤・紺・黄色の3色展開ですが、大き目タイプの「ナップランラン」も登場して人気を集めています。

エビスヤの先代の社長、有地金哉さんは、米子市のランドナップの仕掛け人とされていて、以前の取材で、開発当時のことを話してくれていました。
有地金哉さん
「米子市から、かばんが買えない家庭があるのでなんとか3000円くらいのランドセルないかいうことで、探しましてね…」
好景気に沸いたおよそ60年前。市場に高価なランドセルが出回りだしました。
すると、米子市は有地さんに「経済的に恵まれない家庭でも買えるかばんを」と要請。
有地さんは5年の歳月をかけて改良を重ね、ランドナップの原型を完成させました。
約800グラムという軽さと使い勝手の良さ。
そして何よりも魅力的なのはランドセルの平均価格の約10分の1という、リーズナブルな価格です。
そして、市内で取材を進めているとこんな人にも出会いました。
京都出身の人
「私が小さいときはこんな感じの黄色いのを背負って行ってたので、ランドセルは使っていないです。京都の市内じゃないので。ランリュックです」
実はこの「ランドナップ」タイプのリュックは全国にあることが分かりました。