さいたま市内の空き家が焼け、焼け跡から女性の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで逮捕された男が「仲間に金が無いと馬鹿にされたので見返したかった」などと話していることが分かりました。

この事件は今月6日、群馬県太田市の大工・松島金夫容疑者(70)が、さいたま市桜区の空き家で、この家を所有する木村展子さん(60)の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。

その後の捜査で、松島容疑者が現金を盗む際、空き家で現金100万円をベッドに並べて写真に撮っていて、その理由について「日頃から仲間に金が無いと馬鹿にされていたので、写真に撮って見返したかった」と供述していることが分かりました。

容疑者について
「おとなしそうな人ってイメージ。朝会っても挨拶程度だし、ごく普通の人」

警察によりますと、6日昼ごろ、空き家で火事があり木村さんの遺体が見つかっていましたが、その後の捜査で火事が起きる前に松島容疑者が現金およそ100万円などを盗み、その後、木村さんを殺害した疑いが強まったということです。

松島容疑者は調べに対し、「金を盗むときにばれたので殺した」と容疑を認めているということです。