苦しい試合をものにした東洋大姫路と報徳学園が準々決勝で激突

 その報徳学園と準々決勝で激突することになったのが東洋大姫路。甲子園でも大活躍した昨シーズンのレギュラーメンバーが、ごっそりと抜ける中、こちらは苦しい試合を勝ち抜いてベスト8に勝ち上がってきました。

 タイブレークにもつれ込んだ関西学院との県大会初戦を、藤本亜怜選手の起死回生の逆転スリーランホームランでものにすると、準々決勝進出をかけては、実力校・東播磨と対戦しました。試合は、序盤で4対1とリードするも、追加点が奪えない中でじりじりと追い上げられる嫌な展開。8回表には、ついに4対4の同点に追いつかれます。それでも、直後の8回裏、2本のヒットで1アウト1塁・3塁のチャンスをつくると、代打・丸山滉惺選手が値千金の犠牲フライ。1点のリードをこの試合が公式戦初登板、9回からマウンドに上がった3人目の大野泰聖投手が守り抜き5対4で勝利して、昨シーズンから続いている県内の公式戦連勝記録を「22」に伸ばしました。

 今年の春、夏と県大会決勝で激突した兵庫を代表する両雄の対決。報徳学園・澤田投手が「今年は春の大会も夏の選手権も決勝であたった東洋大姫路に敗れて、ベンチにいた選手はもちろん、見守っていたメンバー全員が悔しい思いをしている。この秋こそは、絶対にやりかえしたい」と話した大一番。敗れればセンバツへの道が断たれる注目の兵庫県大会準々決勝は、9月27日(土)、姫路のウインク球場で行われます。

【秋季兵庫県大会 準々決勝組み合わせ(9月27日)】
▼明石トーカロ球場
六甲アイランド 対 神戸国際大付属 午前10時~
市立尼崎 対 柏原 午後1時~

▼ウインク球場(姫路)
彩星工科 対 明石清水 午前10時~
報徳学園 対 東洋大姫路 午後1時~