追加調査では新たに400超の石器が出土

国武さんは今月から冠遺跡の追加調査を廿日市市教委と合同で行っています。出土した石器の年代特定をより確実なものにするためです。

国武研究員
「ちょうど4万2300年前の石器がこの地層で出ている。この地層のなか、上、もしくは下で年代値が分かっている火山灰が出てくれば、この地層の石器群の年代値が4万2300年前で正しいか検証が出来る」

また、追加調査では、あらたに400を超える石器が出土しました。

国武研究員
「いま現状で分かっていることは、石の塊をこの場所で打ち割ってその破片が散らばっているそういう状態でした。おそらくその破片を使って小さな刃物として使ったり大きめの破片を加工して形を整えたりそういった石器を作っていた場所では」