就労支援の報酬2500万円あまりを不正に受給したとして、鹿児島市は社会福祉法人に給付金の返還を求める行政処分を出しました。
行政処分を受けたのは鹿児島市紫原5丁目の社会福祉法人・天祐会です。
市によりますと、天祐会が運営する「就労支援センター・七福神」で2020年4月からおよそ5年の間に、障害者への就労支援サービスを提供していないにも関わらず、8人分およそ3000回の就労支援をしたように見せかけ、国などからの報酬を不正に請求して受け取っていたということです。
不正に受給した金額は2500万円あまりに上り、市は加算金とあわせておよそ3500万円の返還命令を出しました。
社会福祉法人・天祐会の長田祐里華理事長は市の聞き取りに対し、「信頼を失墜させてしまったことを心より深くお詫び申し上げる」とコメントしています。