どれだけ痛くてつらくて、嫌な思いをしたかと思うと、可哀想で今でも涙が止まりません。

事件現場(北九州市小倉南区)

 咲彩という私の娘であり、一人の人間の命が奪われたことに対して、日々憤りを感じています。

 咲彩は、中学三年生で受験生でした。
塾に通い、高校入試に向けて一生懸命に勉強を頑張っていました。
また、三人きょうだいの2番目で、それぞれのきょうだいにも気遣って接することができる、頼りになる存在でした。
休みの日にはお菓子を作ったり、友達と一緒に遊びに行ったり、年下の子からもよく慕われる、優しくてよく笑う可愛い女の子でした。

 そのような日常の中、突然咲彩の命は奪われ、私たち家族の生活は一変しました。
今回の事件で、咲彩は何が起こったかもわからず、どれだけ痛くてつらくて、嫌な思いをしたかと思うと、可哀想で今でも涙が止まりません。
事件さえなければ、咲彩は高校一年生として、家族や友人と一緒に楽しい日々を送っていたと思うと、悲しく悔しい気持ちでいっぱいです。