一方…風営法改正でホストクラブは?

 ホストクラブやメンコンなどに通う金を稼ぐため路上売春をする女性たち。こうした事態を受けてホストクラブなどがいま大きく変わろうとしています。

 カジュアルな服装でやってきた長髪の男性。大阪ミナミのホストクラブ「Addiction」の店長・櫻井海晴さんです。

 今年6月、ホストクラブなどの営業を規制する「風営法」の改正法が施行されました。取材した日は、施行に先立ち大阪府警による説明会が開かれるということで、櫻井さんも会場に向かいます。

 (櫻井海晴店長)「(Q勉強してきた?)してきました、ChatGPT使いました。色恋がダメとか、広告の文言とか、最終的な話はきょう聞こうと思っている」

 説明会にはホストクラブの関係者約200人が参加しました。

 (大阪府警の担当者)「客の正常な判断を著しく阻害する行為を規制する」

 改正法では、色恋を利用した営業が禁止になりました。例えば「シャンパンを注文してくれないと関係は終わり」などと、客の恋愛感情を利用して飲食を強要することはできなくなりました。

 また、路上売春や性風俗店での勤務などを要求することも禁止すると明記されました。さらに…

 (大阪府警の担当者)「年間売上〇億円突破、○億円プレイヤーとか、指名数ナンバーワン、(などの文言は)規制の対象になる」

 広告表現にも新たな規制が加わりました。「過度な競争意識をあおり高額な支払いを助長する」として、営業成績を直接的に示す広告が禁止となったのです。