大阪の歓楽街で横行する路上売春。なぜ身体を売ってまでお金を稼ぐのか、取材をすると、ホストクラブなどにのめり込む女性たちの姿が見えてきました。そしてこうした事態を受けて、ホストクラブなどでは法改正による規制が強化され、いま大きな変化を求められています。その実情を取材しました。
「立ちんぼ」の女性たち…なぜ路上売春を?
大阪・ミナミ。日本有数の歓楽街の片隅に、夜になると雰囲気が一変する場所があります。ずらりと並ぶ若い女性たち。座り込んだりスマートフォンを触ったりしています。
一人の女性にサラリーマン風の男性が近寄り、話し込む姿が。しばらくすると、2人は談笑しながらホテル街へと姿を消しました。
この一帯では3年ほど前から路上で売春の客待ちをするいわゆる「立ちんぼ」が横行しているのです。
身体を売って金を稼ぐ女性たち。彼女たちはなぜ路上に立つのでしょうか。記者が話を聞いてみると…
(路上売春をする女性)「(Qいつから立ってる?)1年前くらいから。(路上売春を始めたきっかけは)友達がしていたから。そんなにお金稼いでいるのなんでか聞いたら、路上売春だったみたいな。(Qなぜ路上売春を?)ほとんどがホストクラブ。お店(ホストクラブ)に行くためにお金を稼いでいる子が多いかな」
ホストクラブに通うために路上売春をする女性が多いと話します。