京都女子大学は「女子大学宣言」を発表

そんな中、あえて“女子大学として生き残る道”を選んだのが「京都女子大学」。今年7月に「女子大学宣言」を発表し、その宣言について9月25日に説明がありました。
【7月に出された「宣言」の冒頭】
京都女子大学は、創立以来の建学の精神に基づき、女子大学であり続けることをここに宣言します。女子大学という環境だからこそ、性差にとらわれることなく、一人ひとりが対等な関係の中で学び合い、自立した“人”として成長することを可能にします。
石渡嶺司氏は、共学化という動揺が広がっている中、それを抑える戦略として「非常にうまい」と話し、「特に地方の女子高校生や保護者は安心感を求めて女子大に進学することも多い。こうした宣言がアピールポイントになるのでは」と評価しています。
京都女子大学・竹安栄子学長は、「実質的な男女平等が実現していない。それを実現するためには、当事者である女性ががんばらないといけない。その担い手を女子大学が育成し続けなければならない」と話しています。
では、実際に京都女子大学に通う学生はどう思っているのか?話を聞いてみると、こんな声が聞かれました。
(文学部3年生)
「女性だけで教育を受けたくて女子大を選んだ」
「英文を学んでいて、ジェンダーのことも学べていい」
「女子大は不安なことはない。就職率も高い」
(現代社会学部2年生)
「女子大は気を遣わなくて済むのがいいところ」
「“京女”というブランドがある」
「就職率も高いし女子大でも心配ない」
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京都女子大学は会見で「Be the change! 変化を求めるのであれば自らも変わらなければならない」というスローガンのもと、新たな学部などを設置する計画を進めるということです。
2027年 食科学部
2028年 経営学部(仮)、大学院データサイエンス研究科
2029年 新学部設置構想中
2030年 大学院経営学研究科(仮)














