福島第一原発の燃料デブリの3回目の取り出しが、ロボットアームに搭載されたカメラの不具合で来年度に延期されることがわかりました。

福島第一原発2号機ではこれまでに2回「テレスコ式」と呼ばれる装置を使って、燃料デブリの試験的な取り出しが行われてきました。

東電は、今年度後半にも3回目の取り出しを計画していて、テレスコ式ではなく、ロボットアームでの取り出しを予定していました。

しかし、ロボットアームに搭載するカメラに不具合があり、交換が必要になったため、取り出しの着手を来年度に延期しました。

搭載を予定していたカメラは、メーカーの示す積算放射線量に至る前に、不具合が生じることがわかったということで、東電は、テレスコ式で使ったカメラと同じ機種のものに交換する予定です。