AI=人工知能の軍事利用をめぐり国連のグテーレス事務総長は国際的な規制を設けるよう呼びかけました。中国などが賛同した一方、アメリカは真っ向から反対しています。
国連の安全保障理事会は24日から、AI=人工知能の平和利用について協議する会合を行っています。
グテーレス事務総長は「近年の紛争はAIの実験場になっている」と指摘し、2026年までに人間の判断なくAIで攻撃する兵器への国際的な規制が必要だと主張しました。
これに中国が賛同し、AIの軍事利用について「軍拡競争や悪用を防ぐため慎重にあるべき」だとし、規制に向け国連が中心的な役割を担うよう期待を寄せました。イギリスや韓国など多くの国も規制に賛同する姿勢を示しました。
一方でアメリカは過剰な規制が技術革新の妨げになるとして「国際機関による規制などあらゆる試みを完全に拒否する」と反対しました。
赤堀毅 外務審議官
「リスクを軽減し、安全で信頼できるAIを実現するためには、国際的な管理体制を構築することが不可欠です」
日本の代表はこのように述べたうえで、AIの軍事利用については「悪用などのリスクもあることを認識することが重要だ」としました。
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