また“ニセ警察官”らによる特殊詐欺被害です。
新潟県南魚沼市に住む70代女性が今年7月、「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている」などと言われるなどして、129万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。

警察によりますと、女性の自宅の固定電話に7月4日、東京にある病院の職員を名乗る男から「あなたの保険証を使い、睡眠薬が2か月分処方されているが、これは違法です」「個人情報がもれて不正利用されているため、警察署まで被害届を出しに来てください」などと言われました。

その後、“仙台警察署”の警察官を名乗る男から「銀行の支店長が特殊詐欺に関わっていて、金の一部があなたの口座に振り込まれている」「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている。あなたも特殊詐欺の被疑者ということになっている」などと言われたということです。

さらに検察官を名乗る男も登場し、話を信じこんだ女性は相手側に言われるがまま、インターネットバンキングの口座を開設したり、仮想通貨アプリをスマートフォンにインストールしたりして、7月25日に129万円を仮想通貨として運用を始めました。その後、相手側にIDやパスワードを教えてしまい、だまし取られたということです。