2022年、建設工事に関する設計業務などの委託費を架空請求し、約125万円をだまし取ったとして、新潟市に住む男2人が25日に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、新潟市江南区曽野木に住む会社員の男(58)と、新潟市西区西小針台に住む会社役員の男(45)です。
警察によりますと、58歳の男は以前、建設会社の社長を務め、45歳の男は工事を請け負う会社の営業部長だったということで、2人は共謀のうえ、業務委託費などの名目で現金をだまし取ろうと画策。建設会社から請負会社に発注した建築工事3件について2022年11月、架空の委託費を請求し、合わせて124万9670円を請負会社からだまし取った疑いが持たれています。
58歳の男が代表を務めていたとみられる別の建築設計事務所が業務委託を受けた形にし、委託費は58歳の男が管理する預金口座に振り込まれたということです。
請負会社側からの刑事告訴を受けて、警察が捜査していました。
警察は、2人の認否について捜査に支障があるとして明らかにしておらず、余罪などについても捜査を進めるとしています。