閉幕まで約3週間。駆け込み需要で当日券を求める長蛇の列です。

 9月23日午前9時ごろのオープンとともに東ゲートから続々と入場する来場者。

 (来場者)「万博最高!2か月前抽選からチャレンジしていたので、午前9時枠をゲットできました」
 (来場者)「いろいろなパビリオンがおもしろいです。企業のもだし、国のパビリオンも。旅行に行った感覚になって楽しいです」
 (来場者)「(Q何回目ですか?)54回目。いるだけで楽しいです。ここだけの世界があるので」

 万博の入場券を事前に購入した人は来場予約を取る必要がありますが、博覧会協会によりますと、閉幕日の10月13日まで来場予約の枠はほぼ満員だということです。

 そんな中、予約ができないならと苦肉の策で当日の入場券を買い求める人が続出。朝から最寄りの夢洲駅まで続く長い列ができていました。

 (当日券を求め並ぶ人)「(Q万博は?)初めてです。小学生の子どもが2人います。子どものために来たのに予約が取れなくて、子どもたちに申し訳ないなと。息子がすごく楽しみにしていますので」

 中には通期パスを持っているのに並んでいる人も。

 (通期パスを保有する人)「サイトにアクセスするのに何時間も待たないといけないので(予約が)取れないので来ました。(Qもったいなくないですか?)もったいなくないです!パビリオンが好きなのでいろんなパビリオンを今は回っています」

 想定以上に多くの人が並んだため安全を考慮して当日券は予定を40分前倒しして販売を開始。わずか1時間ほどで完売しました。

 (当日券を購入した人)「取れました。3時間並んだかいがありました」
 (当日券を購入した人)「感無量です。(Qきょう何を見ますか?)あいている所とか雰囲気を味わえたら」

 一方、こちらの家族は…

 (当日券を購入できなかった家族連れ)「当日券を買えるかなと思っていたけど買えなかった」
 (当日券を購入できなかった家族連れ)「(Qこの後どうしましょう?)大阪観光か(子どもが)鉄道好きなので、京都鉄道博物館に行くか。(ウェブ予約は)ずっとやっていたんですけど、待機時間が長かったりとか、難しかったです。全然取れなかったです」

 閉幕日に近づくにつれ、『駆け込み需要』が高まる万博。協会は希望の日時に予約ができず購入したチケットを使用しない場合でも代金の払い戻しは行わないとしていて、毎朝西ゲートの予約枠を追加するなどの対応を行っています。