「倒れたケヤキ楽器として使いたい」
しかし、この台風による倒木が新たな出会いを生みだします。

福岡市を拠点に活動する音楽家の里地帰さん。
倒木の翌日には、雉琴神社に足を運び「倒れたケヤキを楽器として使いたい」と伝えたといいます。

音楽家 里地帰さん
「木の行方はどうなってしまうのかなというのをまずお伺いしたいという気持ちで駆けつけました。ここにご神木があったということがずっと語り継がれるようなものであれば是非快く提供したいということで、預からせていただいたときはすごく嬉しい気持ちでしたね、感慨深いというか」

倒れたケヤキのご神木は乾燥の過程を経て近代楽器「和胡」として5年の月日を経て新たに命が吹き込まれました。