海を越えイチロー氏も唸らせるフォトグラファーに
相山さんは2024年1月の能登半島地震をきっかけに、いつ何が起こっても後悔がないようにと、フォトグラファーの道1本で進むことを決意しました。

相山さんの腕前は、すでに海を超えあの元メジャーリーガーも唸らせるほどでした。

8月31日、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市)で開かれた毎年恒例の「高校野球女子選抜vsイチロー選抜KOBECHIBEN」。イベントにはアメリカメジャーリーグで活躍したイチロー氏や「ゴジラ」の愛称で親しまれた松井秀喜氏、松坂大輔氏など毎年、豪華なメンバーが参加しています。
相山さんは2024年に知人の紹介で撮影したところ、イチロー氏が写真を高く評価。2025年もオファーを受け、公式カメラマンを務めました。

フォトグラファー 相山慎さん
「実際にマネージャーの方から『イチローさん本人が気に入った写真がある』という言葉をもらって嬉しかった。依頼されたときは最初、『本当に自分でいいのか』という。参加する人たちは自分が幼い頃から野球やっていて憧れの存在だったので、その方たちを前に撮影するのは1人のファンとしても、心が躍るが、当日は憧れの気持ちを少し捨てて撮影に挑んだ」