新型コロナの感染状況です。愛媛県は30日、新たに1116人の感染報告があったことを発表しました。

新たに感染が報告されたのは1116人で、前日に続き、1000人を超えました。また、先週水曜日より154人増えています。

居住地別では、松山市が615人と半数以上を占めていて、新居浜市と西条市が128人、八幡浜市とその周辺が111人となっています。

年代別で見ると、10歳未満から50代まで3桁の感染者数となっています。

また、入院中だった80代の患者2人の死亡も公表されました。

この患者はコロナの重症例ではなかったということです。

現在、医療機関に入院中の人は188人、前日はゼロだった重症患者は1人となりました。病床使用率は47・0パーセントとなっています。

(中村知事)
「ここ数日、1000人を超える陽性確認が続いていて本格的に本県に第8波が押し寄せてきていると思う」

中村知事は30日の会見で、今月下旬以降、県内の病床使用率が一時50パーセントを超えるなど高止まりしていることを受け、県全体で稼働できる病床の数を315床から400床に増やす方針を示しました。

また、医療負荷の高まりが続く場合、県全体で警戒レベルを「特別警戒期間」に引き上げる可能性もあると述べました。

(中村知事)
「オミクロン株は症状が軽いから平気だと考える人も中にはいるかもしれないが医療全体への影響が出てくることを理解してもらいたい」