プロ野球DeNAは30日、横浜市内の球団事務所で3選手と契約更改を行った。濱口遥大(27)、伊勢大夢(24)、藤田一也(40)の3名。金額は全て推定。

◆濱口は470万円増の年俸6300万円でサイン。今季は開幕直後の4月に新型コロナウィルスに感染し離脱したものの、5月末に復帰して19試合8勝7敗、防御率3.36と17年のルーキーイヤーの10勝に次ぐ勝ち星を挙げた。

今季について「久しぶりに1年通して持ち味を出すことができたシーズンだった。長いイニングを投げるコツみたいなものをつかめた」と振り返った。来季へ向け「今季は勝負所で勝ち切れなかった。負けない投球を目指したい。また規定投球回を投げたことなく、全体的にレベルアップしたい。そのなかでイニングにはこだわりたい」とレベルアップに意気込みを示した。

12月2日から1か月間、大貫とトレーニングのためフロリダに向かうという。

◆伊勢は3年目となった今季は両リーグトップの71試合に登板し、3勝3敗、防御率1.72、39ホールドと大躍進。今季の2760万円から6440万円増の9200万円でサインし、1億円に迫る大幅アップの評価に「うれしいですが責任も上がる」と引き締めた。

さらに目標とする山﨑康晃が6年契約を結んだことについて「うれしかった。まだ学ばせていただける、いつか超えたいとずっと思っています」と“守護神”の残留を喜んだ。

◆藤田は現状維持の1800万でサイン。今季は楽天から10年ぶりにDeNAに復帰し、33試合の出場で打率は.250。CSファーストステージでは最終打者となり「今でも引きずっている」と口にし、40歳を迎えたベテランは「1年でも長く続けたい。横浜で優勝するまで引退したくない」と改めて“横浜愛”を語り、チームの優勝への貢献を誓った。

※写真は球団提供