独自色が見えにくい理由 背景に「少数与党」の現実
なぜ、今回の総裁選では前回と比べ、候補者の独自色が見えにくくなっているのでしょうか?

TBSテレビ政治部 岩田夏弥 部長
「去年は、それぞれが尖った政策を主張していたが、そうすると勝ち切れないという中で、少し自分の主張とは別の考えの方たちの話も聞き入れて、今回さらに票を上積みしたい」
また「少数与党」である現状も影響しているといいます。
TBSテレビ政治部 岩田夏弥 部長
「あまり極端な政策、尖った政策を言ったとしても、その先の国会のことを考えると、その人がリーダーになったときに野党とうまくやれるんだろうか、という疑問を持たれてしまうところがある」
衆参で与党過半数割れとなった今、野党の協力なしには法案が通らないため、際立った発言が控えられているというのです。

立憲民主党 野田佳彦 代表(19日)
「(総裁選の)メンバー自体は、去年と同じ人たちでありますけど、主張はさすがにその後のいろんな選挙を経た中で、特に野党のことも意識した主張が出てきていると思います」
候補者それぞれのカラーが見えにくい総裁選。22日告示、10月4日に投開票を迎えます。