各候補の主張が“軟化”…前回と比較すると

小泉進次郎氏(2024年・総裁選出馬会見)
「私が総理になったら、選択的夫婦別姓を認める法案を国会に提出し、国⺠的な議論を進めます」
2024年、選択的夫婦別姓制度の早期導入を訴えた小泉氏ですが...
小泉氏(20日・総裁選出馬会見)
「考えが変わったことはありませんが、政治の役割というのは、政策の優先順位を明確にして取り組むことでもあります」
賛成の立場は変わらないとしつつも、公約には盛り込まず、優先的な政策課題に位置づけないとして、主張を後退させました。
一方、夫婦別姓に慎重な考えを示していた小林鷹之氏は...

小林鷹之氏(16日・総裁選出馬会見)
ーー小泉氏との違いは?
「私自身は、今の選択的夫婦別氏制度については、その(慎重な)スタンスはありますけれども、そこだけをことさらに強調して、小泉代議士と何か違うということを私から申し上げるつもりはありません」
議論になりそうなテーマを掲げ、他の候補との違いを強調する動きが、なぜか控えめなのです。
総理の立場での靖国神社参拝については…
高市早苗氏(2024年・総裁選インタビュー)
「閣僚である間もずっと(靖国神社参拝を)続けて参りました。これからも続けていきたいと思っております」
前回は、参拝を続ける意向を示していた高市早苗氏も...
高市早苗氏(19日・総裁選出馬会見)
「私にとっては、国のために命を捧げられた方というのは大切な存在であり、感謝の気持ちは決して変わりません」

19日の出馬会見では、明言することを避けました。