鹿児島県の十島村では、諏訪之瀬島を中心にきょう21日も地震が相次いでいます。震度5弱を観測してからきょう21日までの5日間で、震度1以上の地震は95回に上っています。

十島村の諏訪之瀬島では、今月17日にトカラ列島近海を震源とする地震で震度5弱を観測し、地震はその後も相次いでいます。

十島村では諏訪之瀬島を中心に震度1以上の地震が17日は35回で、その後も10回を超える日が続いています。

きょう21日は午前10時までに7回で、この5日間で95回に上っています。21日に観測した7回のうち、震度3が1回、震度1が6回となっています。

諏訪之瀬島には38世帯78人が暮らしていますが、村によりますと、これまでにけが人や被害の情報は入っていないということです。

今回の一連の地震について、気象台は「火山性の地震」とみていますが、諏訪之瀬島の火山活動に特段の変化はないとしています。

気象台は「今後も震度5弱程度の地震が起きるおそれがある」として、引き続き注意を呼びかけています。