19日夕方、鹿児島市山下町の桟橋通り交差点であった市電同士の追突事故の原因について、市交通局は、「運転士が手帳を探していて前方注視を怠っていた」と明らかにしました。

この事故は、19日午後6時半前、郡元発鹿児島駅前行きの市電が、鹿児島市役所前電停と水族館口電停の間の桟橋通り交差点で、前を走る市電に追突したものです。

鹿児島市交通局によりますと、2つの市電には合わせて10人ほどが乗っていましたがけが人はおらず、追突した市電の運転士も病院に運ばれていましたが、けがはなかったということです。

この事故の原因について、市交通局は20日、「運転士が前方にあるパネル上に置いていたはずの手帳を探していて、前方注視を怠った」と明らかにしました。市交通局は今後、運転士に対して乗務前の点呼の際に、基本動作の徹底を行うとしています。