徳島県は、県立鳴門渦潮高校の寮で食事をした生徒36人が食中毒の症状を訴えていると発表しました。

 県によりますと、9月16日午後、県立鳴門渦潮高校の学校職員から「寮の生徒3年生36人に嘔吐・下痢・腹痛の症状がある」と保健所に連絡があったということです。

 保健所が調査したところ、9月13日から15日までに寮で提供された料理を食べた生徒72人のうち36人に食中毒の症状がみられ、このうちの2人の便からウエルシュ菌と菌由来の毒素・エンテロトキシンが検出されたということです。

 寮で調理をする会社の「フードセンター」は17日から自主休業をしていますが、県はこの会社に対して20日から23日までの4日間の営業停止処分としています。

 食中毒を訴えた生徒36人はいずれも症状は軽く、快復に向かっているということです。

 県は施設の消毒などを行い、食中毒の原因を調べるとともに、従業員に対する衛生教育などを行うとしています。