9月18日は、「9(く)10(とぅ)8(ば)」の語呂合わせで「しまくとぅばの日」です。県のSDGsの優先課題のひとつでもある、「しまくとぅばの普及・継承」。子どもたちに向けた地域の普及活動や県の取り組みから「しまくとぅばの継承」を考えます。
しまくとぅばの理解促進や継承への機運を高めようと開催されている「しまくとぅば県民大会」。
大会で「しまくとぅば普及功労者」として表彰されたうるま市の天願綾子さん(78)。これまで30年以上続けてきた、地域の子どもたちへの普及活動が評価されました。
▼しまくとぅば普及功労者 天願綾子さん(78)
「小さいときは子どもたち同士は、しまくとぅば、方言を使っていたんですけど、その時代は学校にあがったら方言は使うなという禁止令がありまして、そういうこともあったなということで、やっぱりしまくとぅばは必要だなと感じました」
今も勉強を重ね、紙芝居を作成するなど試行錯誤しながら普及に励んでいます。
―今日覚えたしまくとぅばありますか?
▼園児
「タンメー!」
ーどういう意味?
▼園児
「おじぃ」
ーすごい!これからもしまくとぅば覚えたい?
▼園児
「うん!大人になってからさ、みんなに教える」
▼しまくとぅば普及功労者 天願綾子さん(78)
「やっぱり文化を残すという意味でも、素晴らしいものだと思っています。(活動を通して)自分のものになってくれる子どもが、そのなかから一人でも生まれればいいなと思います。でも、難しいですね」