博多名物の「ゴマサバ」。新鮮なサバの刺身を、たっぷりのごまとネギをきかせた甘めの醤油だれで和えた福岡の郷土料理です。地元のみならず観光客にも人気ですが、今、提供をやめる店が出ているといいます。

原因は、寄生虫のアニサキス。海水温の上昇で、これまで福岡の近海にはいなかったサバが生息するようになったとみられています。

2015年わずか4件だった福岡県のアニサキスによる食中毒は、ここ数年で10倍前後にまで増加しました。異常気象の影響が食文化にも及んでいます。

「めちゃおいしい」観光客が感動する福岡の郷土料理

福岡名物の一つゴマサバ。

関東をはじめ太平洋側では、サバにはアニサキスという寄生虫がいるため生で食べることはありません。

ゴマサバや刺身などサバを生でいただく福岡の食文化は観光客にとっては驚きです。

観光客「おいしい、めちゃおいしい」

Q.生のサバを食べることって?

観光客「ないですね」

RKB 馬場遼之介記者
「それではゴマサバをいただきたいと思います。うーん、身がコリコリしていてとってもおいしいです」