気象庁によると、フィリピン付近の熱帯低気圧2つと、日本の東の熱帯低気圧1つが台風に発達する予想で、「トリプル台風」とな可能性があります。シミュレーションのひとつでは、来週後半に日本に接近する予想もあり、今後の情報に注意が必要です。

熱帯低気圧aは18日に台風へ発達する予想
気象庁によると、南シナ海にある熱帯低気圧aが、18日18時には台風に発達する見込みです。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は23メートルと予想されています。この台風は21日には大陸で熱帯低気圧に変わる予想です。

熱帯低気圧bは19日台風に発達する予想
次に、フィリピンの東にある熱帯低気圧bも、19日6時には台風に発達する予想です。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルと予想されています。
熱帯低気圧bの進路予想 気象庁HPより
23日には強い勢力で台湾とフィリピンの間のバシー海峡を1時間に20キロの速さで西に進み、中心気圧は965ヘクトパスカル、最大瞬間風速は55メートルと予想されています。
熱帯低気圧cは日本に接近する可能性も

日本の東のウェーク島近海で発生した熱帯低気圧cは、19日6時には台風に発達する見込みです。
台風は西よりに進み、20日3時には南鳥島近海に進む予想です。中心気圧は1004ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルと予想されています。
23日3時には、小笠原近海に進み、中心気圧は1004ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に15キロの速さで西北西に進むと予想されています。
画像で掲載している雨・風シミュレーションでは、この熱帯低気圧cは、このあと22日ごろから日本の南の海上を西よりに進み、25日ごろに沖縄の東の海上付近に進む予想です。
26日ごろから27日ごろにかけて南西諸島から九州付近に進む予想です。このシミュレーションは予想のひとつで、大きく変わる可能性があり、進路は未確定です。今後、気象庁から発表される台風情報に注意してください。


