今年1月、福島県郡山市の駅前で酒気帯びの状態で受験生の女性を車ではね死亡させた男に、懲役12年の実刑判決が言い渡されました。

福島県郡山市の無職・池田怜平被告(35)は今年1月、酒を飲んで軽乗用車を運転し、郡山駅前の交差点で赤信号を無視した上、大阪府の受験生の女性(当時19)をはねて死亡させたなどの罪に問われています。

これまでの裁判員裁判では、池田被告が故意に信号を無視したかどうかが争点となっていました。

きょう、福島地裁郡山支部で開かれた判決公判で下山洋司裁判長は「酔いの程度がそこまで強いものだったとは考え難く、赤信号を意に介さずことさらに無視していた」として危険運転致死傷罪の成立を認め、池田被告に対し懲役12年の実刑判決を言い渡しました。