高市氏が“沈黙”貫くワケと小泉氏の「表明会見」最後のワケ

記者
「高市氏は議員宿舎で支持を求める電話かけや、19日にもおこなう方向で調整中の出馬会見に向けて政策の最終調整を行っているものとみられます」
これまで総裁選については沈黙を保ったまま。その理由について、陣営の幹部は…
高市氏陣営幹部
「最大のアピールポイントは政策。最後まで、本人が納得いくまで政策を練り上げてから出馬会見をしたいようだ」

来週22日の告示に向けて、▼18日は林氏、▼その後、高市氏、▼小泉農林水産大臣(44)と、会見が行われる見通しです。
その小泉氏は17日、上司の石破総理と面会。

小泉進次郎 農水大臣
「地方の経済、そして防災庁、そして農政、こういったものは私はしっかりと引き継いで、巻き戻らないようにこの方向性を進めたいと思います」
会見は最後になる見通しの小泉氏。なぜなのでしょうか。
小泉氏の陣営
「他の候補者の政策を研究してから、自分が何を言うか考えるだろう」
陣営の関係者が会見を遅らせている理由にあげるのが、去年の“トラウマ”です。
小泉氏は前回の総裁選で「選択的夫婦別姓導入」を掲げましたが、これに保守層が拒否反応を示したことが失速した要因の一つとみられています。
今回はどう対応していくのでしょうか。

小泉進次郎 農水大臣(16日)
「(Q.『選択的夫婦別姓』などスタンスは)大きなことを言うよりも、まず党内がしっかりとまとまること、私は今回は非常に重要なことだと思っています」
“持論”と“党内融和”のバランスに苦心する姿がうかがえます。
こうした動きに野党は…

立憲民主党 野田佳彦 代表
「もし、(政策の)方向性が一致するような人が出てくるならば、その人との政策協議っていうのはやっぱりやらなければいけない」
野党との連携のあり方にも影響を与えそうです。