鹿児島市の鶴丸高校でおとといから停電が続いています。機械の老朽化が原因とみられ17日は授業が中止となりました。

17日午前10時ごろの鶴丸高校です。本来なら授業のため明かりがついていますが教室は真っ暗です。

学校によりますと、電気を引き込む機械の故障とそれをつなぐケーブルに不具合が発生し、15日午前4時ごろから停電が続いています。いずれも老朽化が原因だということです。

不具合を起こした部品は17日夕方に届く予定で、18日午前中に修理し、午後の復旧を目指しています。

16日は体育祭の振替休日で、17日は通常の授業を予定していましたが、水道やエアコンが使えず熱中症のおそれもあるため学校は生徒たちを午前中に下校させました。

(3年生)
「トイレと電気が使えない状況。入試までに授業を終わらせないといけないが、授業が遅れるのが心配」

「安心して授業が受けられる環境を求めるため不安」

「きょうは共通テストを出願する予定だったが、学校のWi‐Fiが使えなくてできなかった、家でやることになり、大変」

県教育委員会によりますと、毎年各学校には電気設備の点検を行うよう呼びかけていて、今回の事例を受け、点検結果をあらためて確認するよう、17日すべての学校に通知を出したということです。