2023年に長野県豊丘村で発生した山火事で、3日間にわたり消火活動に当たった豊丘村消防団に17日、防災功労者内閣総理大臣表彰が贈られました。

防災功労者内閣総理大臣表彰は、災害時における人命救助や、被害の拡大防止などに顕著な功績があった個人や団体に贈られるもので、2025年度は、2024年1月の能登半島地震や、9月の豪雨災害に関連して、石川県の警察本部や珠洲市や能登町の消防団などが表彰されたほか、2023年9月の台風13号の豪雨災害で福島県のいわき市消防団が受賞するなど、14人の個人と58の団体が表彰されました。

このうち、豊丘村消防団は、2023年12月1日の早朝に発生した山火事で、平日の早朝にもかかわらず42人が集まり、水のうを背負って消火活動に当たったほか、3日の午前11時前に鎮火するまで、2晩にわたって夜間警戒に当たって延焼を防ぐなどしました。

豊丘村消防団が出動した2023年の山火事


表彰式は、17日の午後、東京の総理大臣官邸で行われました。