東京で開催されている世界陸上では、連日、日本勢の入賞が続いています。一方、おととい15日、霧島市では中学生ランナーによる熱い戦いが繰り広げられました。
鹿児島県霧島市で開かれた冨山旗争奪・中学校駅伝競走大会。中学生ランナーにとって駅伝シーズンの開幕を告げる大会で、県内や宮崎から60チームが参加しました。
地域のクラブチームも含め、27チームが出場した女子の1区。注目は、レースまであと130日となった「かごしま女子駅伝」で、県内各地区の主力となる中学生です。

(川辺地区 頴娃中3年・雪丸心那さん)「(今年1月のかごしま女子駅伝は)いい走りができていない。(きょうは)積極的に走ってラストスパートをかけたい」

(姶良地区 隼人中3年・山口優月希さん)「(前回は)補欠。今年は選手として選ばれたい。(今日のレースは?)6分40秒台が目標」
5区間とも2.08キロ、合計10.4キロで競う女子。1区は、姶良地区の舞鶴中と国分中がひっぱり、頴娃中の雪丸さんと隼人中の山口さんが追いかけます。
(大島地区 朝日中3年・田畑結愛さん)「県大会に勢いよくつなげられるよう、いい順位でたすきをつないで区間賞をとれる走りをしたい」

終盤に抜け出したのは、朝日中の田畑さんでした。わずか1秒差で遅れたのが、隼人中の山口さんです。
(姶良地区 隼人中3年・山口優月希さん)「あとが速いので、あとはみんなに託したいと思って、優勝は隼人がもらうと思っている」
その言葉通り、隼人中の清水さんが朝日中に追いつき、競り合いで2区を制しました。

朝日中の豊川さん、悔しさを隠せません。

「大丈夫。大丈夫。まだ大丈夫。みんながいる。大丈夫!ここから頑張れば。地区大会にむけて頑張ろう」