2026年3月に卒業を予定する高校生の採用活動が、16日に解禁され、青森県内の企業でも試験が行われました。求人倍率は2.93倍と統計を開始してから3番目に高くなりました。

北東北に59店舗を展開するスーパーのユニバースは16日、八戸市で採用試験を行い、37人の高校生が筆記と面接試験に臨みました。

青森労働局によりますと、2025年の高校生の就職希望者の数は1917人と過去最少で、このうち県内への就職を希望する人は1354人でした。

県内の企業からの求人数は3965人で、求人倍率は2.93倍と1993年の統計開始以降3番目に高くなりました。

ユニバース 人事教育部 川口雄飛 次長
「人手不足、高校生の県外の就職希望も青森県の昨今の状況は非常に厳しくなっている。自ら学習する姿勢、自ら学ぶ姿勢を求める高校生と一緒に仕事をしたい」

高校生の採用活動は、16日に解禁され、県内では進学希望者が増加傾向にあるなか、企業は人材確保のため働きやすい環境づくりなどに努めています。