来年春に就職を希望する高校生の採用試験が始まりました。
鹿児島市のサンロイヤルホテルでは、来年、高校や大学などの新卒者の採用枠20人に対して、16日は高校生7人と専門学校生1人が筆記試験や作文、面接に挑みました。
(高校生)「多くの大人の前で話したのは初めてで緊張した。周りの人とコミュニケーションをとって頑張りたい」
(高校生)「調理で行く予定。おいしい料理を作って笑顔にしたい」
ホテルによりますと、今年度の高校生の新入社員は前の年より4人少ない8人で、全体の採用数も目標を下回りました。背景には近年の人手不足があり、求人数より働き手の数が少ない「売り手市場」が続いています。
(鹿児島サンロイヤルホテル 西前真宜 部長)「県外にいる学生や生徒が鹿児島のホテルで勤めたいと思うような、魅力あるホテルづくりを目指していきたい」
サンロイヤルホテルは、採用枠の20人に達するまで採用試験を続けるとしています。
鹿児島労働局によりますと、この春卒業した高校生の内定率は99.5%でした。このうち県内企業に就職した割合は55.7%で、前年より4ポイント低くなっています。