和歌山県串本町の沖合でトルコの軍艦が沈没した事故から135年となる9月16日、追悼式典が行われました。

 1890年(明治23年)、トルコ海軍の軍艦「エルトゥールル号」が台風に遭い、串本町沖の岩礁に乗り上げ沈没しました。この事故で、乗組員587人が死亡しましたが、町民らの懸命な救助活動により69人が一命を取りとめ、日本とトルコの友好関係が深まるきっかけとなりました。

 事故から135年となる16日、串本町では追悼式典が行われました。

 (串本町 田嶋勝正町長)「不安定な社会情勢の中私たちはこの教訓を胸に刻み平和と友好の尊さを未来へと発信していく使命を負っております」

 式典では、トルコのオウズハン・エルトゥールル特命全権大使が慰霊碑に花を手向けました。