山形県と秋田県にまたがる鳥海山で、きのうから遭難していた男性と小学生2人について、さきほど、男性と小学生の女の子が捜索隊と共に下山しました。小学生の男の子は体力を消耗しているため、ヘリコプターで病院に搬送されたということです。

遭難していたのは、東京都江東区の男性(32)と、山形県酒田市の小学生のおい(9)とめい(12)のあわせて3人です。

3人はきのうの朝から、ほかの親族とあわせて5人で秋田県側から山に入っていました。5人は山頂まで登り、その後、別れて下山していたところ、連絡がつかなくなり、親族が通報しました。

警察がけさから捜索を行ったところ、登山道にいる3人を発見し、合流したということです。

男性と小学生の女の子は、さきほど捜索隊と共に下山し、救急車で体調の確認が行われています。男の子は体力を消耗しているため、発見現場付近からヘリコプターで病院に運ばれました。3人とも命に別状はないということです。

警察によりますと、3人は下山中に濃い霧に包まれ、道に迷ったと話しているということです。