おとといから長崎県に訪問中の天皇皇后両陛下は、「国民文化祭」などの開会式に出席されました。

きょう午後2時ごろ、佐世保市で「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」の開会式が両陛下出席のもと行われました。

「被爆80年という節目を迎えたこの長崎の地で、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が開催されることは大変意義深く、関係者の皆さんの尽力に対し、心から敬意を表します」

長崎にゆかりのある子どもから大人までが出演し、長崎の文化や歴史を表現したほか、平和への想いを発信するパフォーマンスが行われ、両陛下は真剣な表情で鑑賞し、拍手を送られました。

その後、両陛下は被爆3世で高校生平和大使の高田健士郎さん(17)ら出演者4人と懇談。陛下は高田さんの活動について訊ね、「続けてください」と言葉をかけ、エールを送られました。