香川県善通寺市の会社が11月から販売を始めた「アイス用のコーン」が注目されています。岡山県産の材料を使い、健康にも気を配ったコーン。いったいどんな味なのでしょうか?

こちらが(画像参照)11月から販売が始まったアイス用のコーン「ブラウン・ライス・カップ」です。

一見普通のコーンですが、原料は「焙煎した玄米」など、岡山県産米100%という世界で初めてのコーンです。

吉備中央町の製粉会社などの協力を得て、善通寺市の元銀行マン・横田哲也さんが売り出しました。


小麦アレルギー対策などとして注目されている「グルテンフリー」の市場は、世界的に拡大しています。

しかし、これまで国内に「グルテンフリーのコーン」がなかったことから、2年かけて開発しました。

(もみまる 横田哲也社長)
「『ミックス粉』という材料の粉だけではなくて、焼成=焼く段階との調整のかねあいが非常に難しくて、製粉会社さんには試行錯誤してもらって非常に苦労しました」

11月から市場に出荷が始まった「ブラウン・ライス・カップ」。岡山市北区の和菓子店でも、早速ソフトクリームに使っています。

(茅原淳記者 リポート)
「普通のコーンより、少し香ばしい感じがします」

(店の人)
「小麦アレルギーのあるお客様でも、米粉を使ったカップになっていますので、お友達と一緒に食べれるということで大変喜んでいただいております」

「ブラウン・ライス・カップ」はグルテンフリーが進む海外の企業から強い関心が寄せられているといいます。

(もみまる 横田哲也社長)
「カナダ、アメリカでは非常に反応が良くて、負けずに国内でもこれからどんどん展開していきたいなと思っているところです」

サラダやカップケーキなど、新たなレシピも模索中という「ブラウン・ライス・カップ」。健康志向を受けさらなる広がりを見せそうです。