北海道は、13日夜から荒れた天気となっていて各地で被害が出ています。

道内は、前線をともなった低気圧が通過した影響で大気の状態が不安定になっています。

 13日夜から14日明け方にかけて道南や道央を対象に予測されていた線状降水帯の発生はありませんでしたが、胆振の白老町森野では、午前6時20分までの24時間に9月の観測史上最大となる391ミリの雨が降るなど各地で記録的な大雨が降りました。

 風も強く、札幌では、午前6時前に最大瞬間風速21.8メートルを観測しました。

 東区では、道路わきの木が倒れ国道をふさぎ、一時通行止めとなりました。

 釧路市で13日から開催されている「釧路大漁どんぱく」の会場では、強風で、飲食ブースなどのテント6つが倒れました。

 けが人はいませんでしたが、主催者は、安全確保のために、14日のすべてのプログラムの中止を決めました。

 大雨と風のピークは過ぎましたが、気象台は、道内の広い範囲で、河川の増水や土砂災害、強風に注意するよう呼びかけています。