13日早朝、札幌市清田区の畑で、トウモロコシがヒグマに食い荒らされる被害がありました。

ヒグマによる食害があったのは、札幌市清田区有明の農園の畑です。

13日午前5時ごろ、「トウモロコシの畑が荒らされていて足跡も残されている」と畑の持ち主の男性から警察に通報がありました。

ヒグマに食べられたトウモロコシは、10数本とみられています。

ヒグマは、畑の周りに設置された電気柵の根元を堀り、電気柵をくぐって畑に侵入したとみられていて、この畑では、12日午前9時ごろにも、トウモロコシ10数本が食い荒らされる被害があったということです。

札幌市によりますと、現場で見つかったヒグマの足跡は幅11センチほどで、12日に出没したヒグマと同一個体とみられています。

この農園の畑以外では、今のところ、ヒグマによる被害の報告は入っていません。

現場から約100メートルほど離れたところには住宅があるほか、今回被害に遭った畑には、収穫前のトウモロコシや他の農作物もあることなどから再びヒグマが出没する可能性もあるとして、警察は、周辺をパトロールするなどして、警戒に当たっています。