引退後は「ドミノが好き」
織田さん:引退した後サッカーをやったじゃないですか。他のスポーツにチャレンジしているとかなんかあります?
ボルト氏:ノーノーノーノー。
織田さん:ゴルフとかサーフィンとか?
ボルト氏:ゴルフは上手くないんだ。やってみたけどダメだった。ドミノが好きなんだ。
織田さん:世界記録保持者が多いんですけど、世界記録ってこの大会で出ると思いますか?
ボルト氏:棒高跳の記録は更新されるだろう。彼(デュプランティス)が記録を更新すると思えばいつでも更新することができるからね。
織田さん:最後に日本のファンに向けてメッセージを。いっぱいいるんです。あなたのファン。私もですけど。
ボルト氏:みなさん、こんにちは。長年にわたって日本からたくさんの応援を受けてきたことを知っているよ。日本のみんなが愛を見せてくれて、本当に感謝している。素晴らしい経験だった。引退したけれど、これからも素晴らしいことを成し遂げるから、応援し続けてね。応援ありがとう、本当に感謝しているよ、楽しんでね。
■ウサイン・ボルト
1986年8月21日生まれ ジャマイカ出身
100m、200m、4×100mの世界記録保持者。世界陸上に7回出場し、初出場は2005年のヘルシンキ大会で200mに出場し8位。2009年のベルリン大会では100m(9秒58)、200m(19秒19)をマーク。世界陸上では11個の金メダルを含む14個のメダルを獲得している。
■シェリーアン・フレイザー プライス
1986年12月27日生まれ ジャマイカ出身
今大会が9回目の世界陸上。これまで10個の金メダルを含む16個のメダルを獲得。近年の100mは2022年オレゴン大会が金、前回大会の23年ブダペスト大会が銅。昨年現役引退を表明したが、パリ五輪で決勝に東京2025世界陸上(13日~21日、東京・国立競技場他)の大会スペシャルアンバサダーを務める織田裕二さんが“人類最速の男”ウサイン・ボルト氏(39)と対談した。自身が世界記録(9秒58)を持つ男子100mの優勝予想には今季好調の二人の選手を挙げたボルト氏。8度の世界陸上で通算10個の金メダルを獲得し、今大会が最後となる女子短距離のレジェンド、シェリーアン・フレイザー プライス(38、ジャマイカ)への思いや、話題となった運動会での“爆走”についても語った。