ベラルーシ大統領府は、アメリカのトランプ大統領の要請を受け、スパイ罪などで収監していた外国人を含む52人を釈放したと発表しました。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は11日、首都ミンスクでアメリカ・トランプ政権のコール副特使と会談を行い、トランプ大統領の要請に応じる形で収監していた52人の釈放を決めました。うち14人は外国籍で日本人は含まれていないということです。

52人は隣国リトアニアに移送されたということですが、2010年のベラルーシ大統領選に立候補した反体制派のスタトケビッチ氏は出国を拒否したということです。

一方、ベラルーシ大統領府によりますと、コール副特使は会談の中で、トランプ氏がベラルーシ国営のベラビア航空に対する制裁解除を命じたことを明らかにしたということです。