霧島・姶良集中豪雨では多くの車が水没し、1か月経った今も生活や復旧に必要な車が不足したままです。こうした中、被災者を支援する団体に12日、軽乗用車5台が贈られました。
軽乗用車5台を贈ったのは、県内の中古車販売店でつくる「JU鹿児島」です。姶良市で開かれた贈呈式では、被災者に車を無償で貸し出している日本カーシェアリング協会に、JU鹿児島の新園康男理事長が車の鍵を渡しました。
日本カーシェアリング協会によりますと、集中豪雨に見舞われた霧島市や姶良市では、車の水没が相次ぎ、生活や災害復旧で車の不足が続いています。
しかし、必要な100台のうち、12日までに確保できた車両は55台にとどまり、生活の再建に影響が及んでいるということです。
(日本カーシェアリング協会 西條里美・総務部部長)「5台寄付をもらい支援活動が進むことがうれしい。300人が(利用希望で)待機している、まだまだ不足」
日本カーシェアリング協会は、引き続き、電話や協会のホームページなどで車の寄付を呼びかけています。