11日、東京・大田区のコンテナターミナルでコンテナが崩れ、作業員の男性2人が下敷きとなった事故。気象庁は「ダウンバースト」か「ガストフロント」による突風が原因の可能性が高いと発表しました。

11日夕方、東京・大田区でコンテナターミナルが崩れて作業員の男性2人が下敷きになり、1人が死亡、1人がけがをしました。

これについて、12日、東京管区気象台が現地調査を行い、先ほどその結果を発表しました。それによりますと、この事故の原因は、午後3時半ごろに発生した突風によるものとみられるということです。

突風をもたらした現象は「ダウンバースト」か「ガストフロント」の可能性が高く、当時の風速はおよそ30メートルで猛烈に吹いていたと推定されるということです。

「ダウンバースト」と「ガストフロント」は、いずれも積乱雲から吹き降ろした冷たい空気の塊の影響で発生する現象です。

気象台は現地調査の結果、▼突風の発生時に活発な積乱雲が近くを通過中であったことや、▼強い雨やひょうが降っていたという証言が得られたことなどから判断したとしています。